2011年11月28日月曜日

子供は消費財

宮部みゆきの新刊が初めから文庫で出版、で夢中で読んでしまいました。「おまえさん」。。時代劇で八丁堀の貧乏侍が主人公ですが、話は別にして、江戸時代家名存続のために子供は必要不可欠の物でした。1人では保険にならないので次男三男と長男が家督を継ぐまで養われて最後は養子に出されるか厄介者で終わるかです。そこで思ったのですが、年金が発達した今、将来の生産財としての子供の役目は薄れて、それで少子化が起こったのでは無いでしょうか。老後の事を考えれば子供は多い方が安心です。でも育てるには費用が掛かるし。年金で保証してくれれば、面倒な子育ては、と考える人もいそうです。年金制度をご破算にするのが少子化のカンフル材でしょうけれど、今更嫌ですね。

2011年11月14日月曜日

切り抜き続

15年前の切り抜きに次の一文がありました。

「保護政策の欠点は①保護される産業が自己満足に陥る②産業が直面するのは単なる経済的な問題ではなく社会的な挑戦であり、保護すること自体が難しい③保護措置は一端導入するとやめられなくなる--などである。米国は保護主義の方向に動いているが、これは敗北的な政策である。」

TPPが米国の保護主義発で無いことを祈ります。

2011年11月12日土曜日

定年75

古い切り抜きを整理していたら、15年前の新聞記事が出てきました。15年後には定年が75になっているだろうと言うドラッカーの論でした。定年75は外れですが支給時期を遅くして年金の破綻を先延ばししている現状では定年75が年金問題の解決法の様な気がします。たまに会う先輩方は70を過ぎてますが、呆けにはほど遠く、体力は低下してますが家でエネルギーを浪費するよりは、と思います。そのためには仕事が無いと。。

2011年10月13日木曜日

やっぱりモルモットだった

昔昔、幸之助さんがソニーを表してモルモットと言ったことがあります。先進的なことを失敗を恐れずに始めるのを揶揄したのか羨望したのか、後者だと思います。このところジョブズさんの話題があふれていますがアップルの製品群を見ていると、またソニーがモルモットをやったのかと思いました。ソニーがパームトップPCの製品群を出したのは20年以上前のことで、あのころの非力なCPUと小さなメモリー、情けないディスプレーと電池。よく商品?になったと思います。10年以上経ってクリエでようやく使えるようになりましたが、携帯に押されて敢え無く終息。iPodからの一連の作品はジョブズさんの時代を見る目と執念が製品群の成功になっています。でもひとつだけ成功を導いた決断を上げればディスプレーに付く指紋に目をつぶったことでしょう。反射型の表示機では汚れは致命的ですが、バックライトや自発光では気にならない様です。ソニーはオリジナリティ優先で、誰かがやったことは埋もれてしまいます。やはりモルモットだったようです。孫さんがTVで何十年か後でアップルからアイボットが出てくるかもと言ってましたが、ソニーには止めてしまったアイボがありました。

2011年9月13日火曜日

モニュメント

土木屋さんとの酒談。
ピラミッド建設は失業者対策の公共事業だったけど
現在の日本で出来ないのは役に立たないと予算が付かないから。
防壁としての万里の長城が役に立ったかは分からないけど、家屋の材料で使われ、観光名所にもなって。
皇帝が言ったことで即実行みたいだけど、その他作りたい人たち(利がある人たち)がいたんでしょう。

使わない(使えない)飛行場を沢山作って後になって利用率が悪いから云々。
最初からモニュメントとしてばらまきのために作ります、でも良いのではと思います。
遠い将来観光名所になります、じゃ事業仕分けで一発カットだね。

先に戻って
橋脚専門の方ですが、小さくても数千万、ちょっと大きい物は1億以上(もちろん1本)とか。
製作に6割で、発注側が2割、政治家が2割だそうです。
最終的にはばらまかれると思えば良いのですが、政治家の取り分を増やした方が不特定へのばらまきが増えそうです。

2011年8月2日火曜日

大きな地雷

この国を破壊する大きな地雷に思い当たりました。66年前に戦争に負けた時の押しつけ(と言われる)憲法が改正改正と騒がれてますが、一人一票と小作人解放は連合国が仕掛けた大きな地雷です。100億稼ぐ人も生活保護の人も選挙では同じ1票です。細切れになった土地は簡単に転売されたり商売の道具になったりで大きな泡を作りはじけて、未だに収拾がつかない状態です。出来るわけも無いことを約束して政権をとった人たちも元はと言えば誰でも一票のおかげで、でしょう。ノブレス・オブリージュを理解できない小人に選挙は無謀です。小人選挙して不善を為す。