2012年3月23日金曜日

保存則

エネルギーの保存則を授業で聞いた気がしますが、遠い昔で何時だったのか、理科か物理かすら思い出せません。 なぜこんな事をと言うと、原発事故以来自然エネルギーの利点ばかりが取りざたされていますが、将来の話が聞こえてきません。 3mも雪が積もるところで風力も太陽電池も役に立たないのは明白ですが、想定外でしたで逃げられても困るのは消費者です。人の浅知恵で先を読もうなんて無理以上に間違いだらけは分かってますが、何も考えないよりは少しましかなと思ってます。
小学生のときに久能の砂浜で野球をした友人の話を聞きました。いまは海岸から砂浜が消えて浸食対策にテトラポットが増えています。安倍川上流にダムを造って、海に流れ込む砂が減ったか潮の流れが変わったかで、砂浜が消えたと聞きました。真異は確かめようがありません。全てを50年前に戻すのは不可能です。
たかが川を一本変えたからって大丈夫だろ、って感じですが。広大な平原にソーラーパネルを敷き詰めて地に届くはずの光を電気に換えて、別箇所で消費して大丈夫かなあ。電気に変わるのは10%そこらで9割近くはパネルを暖めてどうなるか、とか。
起きてみて初めて分かることだらけです。
小学生のころは原子力は夢のエネルギーでした。原子力船とか、原子力飛行機とか、原子力ロケットとか夢物語が子供向けの雑誌を賑わせてました。野菜に放射能を浴びせて変異を促進する実験なんてありました。いまは危なすぎて・・が分かってきて発電所以外は話題にも上がりません。ずいぶん無駄遣いをしたと思いますが、せっかく何が弱点か分かってきた原発を改善せずに廃棄は無駄の上塗りです。
アシモフのファウンデーションシリーズはロボットシリーズと統合され、最後に地球は放射能まみれになり人類は地球を捨てました。
いろいろあるけど私が生きてる間はだいじょぶ、だろが危機の一歩目です。

2012年3月10日土曜日

仏教

一月ほど前に連れ合いの母親が亡くなり葬儀に参列しました。
その後新聞の広告欄に出ていた「浄土真宗はなぜ日本でいちばん多いのか」を読みほとんど知らなかった仏教の事が多少なりとも分かった様な気になりました。ふと書棚を見ると母親がくれた「浄土真宗 必携」と言う本が目に付き、ついでにと思い目を通しました。私の宗派は浄土真宗だと確認できました。
義母の葬儀の時、菩提寺の宗派はと聞いたところ”曹洞宗だよ多分”でした。前出の本では曹洞宗から葬儀の式次第が出来た葬式仏教と紹介されていました。義母の葬儀にはお坊様が4人来ましたがそれが多いのか普通なのか判断が出来ません。周りは当たり前に感じていたようです。この辺では火葬の後に葬儀になりますが、東京近辺の葬儀に出た友人が、彼方では葬儀の後に出棺・火葬なんです、この辺と逆ですね。と言ってました。どの辺で逆になるのか、どちらが普通なのか分からないままです。
そうこうしている内に先日近所の奥さんが亡くなり、また葬儀です。やはり”曹洞宗、多分”でした。でも葬儀にきたお坊さんは1人でした。1,2月は大忙しで3月も、と言うことで何とか予定が立ったのが、死亡の翌日通夜でその翌日葬儀です。連絡も間に合わず、が多かった様で。留守宅の帳場に座りましたが”知らなかった”という人が多く、こぢんまりとした葬儀でした。
葬儀の特色は宗派より地方色の方が支配的なのかなと思います。
近所の書店で五木寛之の「親鸞」がで入り口近くに平積みで目に付きました。震災の影響で仏教が話題かなと思った次第です。