2011年10月13日木曜日

やっぱりモルモットだった

昔昔、幸之助さんがソニーを表してモルモットと言ったことがあります。先進的なことを失敗を恐れずに始めるのを揶揄したのか羨望したのか、後者だと思います。このところジョブズさんの話題があふれていますがアップルの製品群を見ていると、またソニーがモルモットをやったのかと思いました。ソニーがパームトップPCの製品群を出したのは20年以上前のことで、あのころの非力なCPUと小さなメモリー、情けないディスプレーと電池。よく商品?になったと思います。10年以上経ってクリエでようやく使えるようになりましたが、携帯に押されて敢え無く終息。iPodからの一連の作品はジョブズさんの時代を見る目と執念が製品群の成功になっています。でもひとつだけ成功を導いた決断を上げればディスプレーに付く指紋に目をつぶったことでしょう。反射型の表示機では汚れは致命的ですが、バックライトや自発光では気にならない様です。ソニーはオリジナリティ優先で、誰かがやったことは埋もれてしまいます。やはりモルモットだったようです。孫さんがTVで何十年か後でアップルからアイボットが出てくるかもと言ってましたが、ソニーには止めてしまったアイボがありました。